おばあちゃんの娘さん
閲覧してくださってありがとうございます。
行者のおばあちゃんとの日常のお話をしようかな〜と思っているのですが、
日常的にオカルトな日々を送っていたので、
果たしてほっこりする様な話になるかどうか、ちょっと疑問です。ごめんなさい。
おばあちゃんのおうちは2軒続きの長屋の様になっていました。
賃貸だったのか、持ち物件だったのかは認識していませんでした。
お隣にはおばあちゃんの娘さんがおばあちゃんの2人の孫さんと一緒に暮らしていました。
おばあちゃんの娘さんは資産家の旦那さんのDVによって離婚を選択したらしいです。
ただ、旦那さんのお母さんが
「うちの息子がこんな事をしたのは我々親が甘やかしすぎたせいだ。この責任はちゃんととる。子供達が成人するまでは我々が責任を持って養育させてもらう。」
と申し出てくれたのだそうです。
なので、子供達が小さい間は無理に働くことなく、生活をしていくことができたみたいです。
おばあちゃんの娘なだけあって、娘さんも何かしらの霊的な現象が非常に多い方でした。
彼女の後ろの方(守護さま)も龍神さまだったそうです。
ある時期、眠ろうとして目を閉じたら瞼の裏にものすごく恐ろしい顔がバン!と浮かんできて
おちおち眠ることができない状況が続いたのだそうです。
そのことを行者のおばあちゃん(自分の母親)に相談しましたら
おばあちゃんが不動明王さまにお伺いを立ててくれたそうです。
そうしましたら
「お前の娘の身の危険を知らせるために娘の守護龍神が警告したのだそうだ。」
とのことでした。
娘さんは
「それにしてもあまりにも怖くて眠るのが怖くなってしまった。おかげで寝不足だ。」
と文句を言ったのだそうです。
そうしたら不動明王さまは
「なにしろ警告だからな。不安にさせないといけないので恐ろしい面相に化けたのだそうだよ。」
と言っていたのだそうです。
そのお話を聞いたときは
「ふ〜ん、そんなこともあるんだ。」と思って雑談のように聞いていました。
それからしばらくして、
おばあちゃんの娘さんに癌が見つかりました。
「守護さまの警告ってこのことだったのかな・・・。」
と感じました。
治療に専念しようにも、子供が小さくて手がかかるので
「どうしたものか」と頭を悩ませたそうです。
そうしたら、娘さんにDVした元夫のご両親がある提案をしてくれたのだそうです。
(おばあちゃんの)娘さんと養子縁組をして治療費などを出させて欲しい。
と。
そうしたら孫達の世話や幼稚園や保育園の送り迎えもできるし、
自分たちが死んでも娘さんに財産分与ができる。
不労所得が得られるから働かなくても治療や生活に専念できる。
と。
なんていうか、
そんな話ってあるんですね〜。
行者のおばあちゃん自身はかなり悩んで凹んでいた様でした。
私に
「ありがたい話のはずなのに、娘を取られる様な感じがして気持ちがついていかない。」
とこぼしていました。
不動明王さまには
「養子に出したからといってお前が腹を痛めて産んだ子、
親子であるという事実が変わるわけではないだろう。」と諭されたのだそうです。
そんなわけで、
おばあちゃんの娘さんは元夫のご両親の養子になったのだそうです。
元夫と義兄妹になるというのもなんだか不思議な話ですね。
事実は小説よりも奇なりとはよく聞きますが、
これも本当の話です。
おそらくおばあちゃんの娘さんと元夫さんのご両親と、
ご縁が深かったのでしょうね。
「自分たちが死んだ後でも働かないで生活していけるように」
だなんて、
息子の元嫁にそこまでできるなんて本当に素晴らしいというかあっぱれというか、
なんと表現したらいいかわかりません。
当時の私はまだ尻の青いクソガキだったので
「ふ〜ん、そうなんだ。おばあちゃんも娘さんも大変ね。」という感じで聞いていたのですが、
大人になった今は、
それがどれほどすごいことなのか、とてもよく理解できます。
おばあちゃんがいつも辛い思いをしながらも神様の御用をして、
たくさんの困っている人たちを助けて、
天に対して徳の貯金をたくさんしたので、
おばあちゃんがとても大事にしている娘さんとお孫さんに対しても
大きな護りが働いたのだろうなあ・・・。
また、そもそも娘さん自身にも、最初から徳の貯金があったんだろうなあ。
だから結婚していたときはDVを受けるという試練がありながらも
困った状況の時には助けてもらえるような状況になったのだろうなあ。
そしてそもそも娘さんに養子縁組を申し出て自分たちの財産を分け与えようとした
元夫さんのご両親もきっとすごい徳を積んできた方達なんだろうなあ。
行者のおばあちゃんはよく私に言ってくれていました。
「私利私欲で生きちゃいけないよ。周りから認められなくても、徳の貯金を少しずつでもいいから積み重ねていきなさい。」
と。
「今の時代の宗教観は御利益宗教と言って、自分は苦労も努力もしないで御利益くれ、御利益くれと人々が神々に無理難題を突きつけているんだよ。そんなんじゃ自分の徳の貯金をおろして今の享楽に興じることになるから、自分の魂のポイントが下がってしまうんだよ。」
と言っていました。
いや、全ての宗教が御利益宗教ではないとは思いますが、
そう言う感覚の人が多いと言うことが言いたかったんでしょうね。
「でも死んだことないからわかんないし。」
なんて口答えをした日には
「あんた3代前は戦国の姫だったんだよ。どんだけたくさんの人たちを殺めてきたか。」
「でも私が直接殺したわけではないし。」
なんて言ったら
「でも自分の家の繁栄のために沢山の殺生に加担したんだよ。同罪だ。」
とそこから数時間はお説教が行われる様な日常でした。
まさに禅問答な日々でした。
私は本当に生意気で世間知らずのクソガキでした。
そんなわけで私にはおばあちゃんの教えが染み付いているのではないかなあと思います。
これも全部実際に経験したことだからね?
最後まで読んでくだり、ありがとうございます。
次はおばあちゃんと不動明王さまからもらったいろんな教訓とか、
今で言うところの「宇宙の法則」的なことをぼちぼちと書いていこうかなと思います。
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