すごい霊障

 閲覧くださいましてありがとうございます。

さて、ここからは居候君を襲ったすごい霊障のお話をしようと思いますよ。

まずは私が経験した実際にその場に立ち会ったお話をしようと思います。

東京に来て、霊感が強い同士であっという間に仲良くなりました。
古巣の東京事務所がまず、すごく霊的にキツい場所でした。
何しろ日本橋人形町という場所だったので。

霊的なことがあんまり気にならない人にはわからないと思いますが、
歴史の古い場所ほど、霊的にもキツいという傾向があります。

その上で、
古巣の東京事務所は、特に何かしらの何かしらがとっても強い場所だったみたいです。
霊的なやつね。

井戸があった場所を埋め立てたのかなあ?
と思うぐらいに何かしら(霊的な)がキツい場所でした。

そのせいか、東京事務所の前任者の方は鬱を患ってしまい退職してしまったようです。

「欠員が出た」とのことで、私が東京事務所の常駐スタッフとなりました。

ぽー◯すみす的な何かしらのブランドの製品を作る業務を担う会社の人として居候君は
古巣の東京店に出入りしていました。

んで、ある日、唐突に
「オガワさん、霊感強いでしょ。」と言われまして、
「自称霊感強い人」にはお互いに今までたくさん出会ってきていましたのですが、
お互いに「あ、この人本物だわ。」と思ったせいか、あっという間に打ち解けました。

東京事務所での業務は
私に取っては非常にストレスフルなものでした。
社長の本質なのか霊的に左右されているのか、
非常に翻弄されて体調を崩しました。

なので、自分を生きさせるためと、娘を養い続けるために、
古巣のテキスタイルメーカーを辞めることにしました。

錚々たる超有名なブランドさんと取引をしていた会社だったので、
勉強になることこの上なし、と思っていたのですが。

それよりも自分の身の安全を確保することが重要だ。と思いました。

そして、蔵前の事務所を偶然見つけて、そこを契約してWildberry業務を再開することにしました。

居候君は蔵前の事務所を整えるときに、協力してくれました。
作業台を設置したりとか、
車を出してくれて色々運搬してくれました。

そして人心地ついた時に事件が起きました。

居候君がいきなり調子が悪くなったんです。

「あれ?あれ?大丈夫かな?」と思って心配していましたら、
どんどんと具合が悪くなってしまい、
しまいには自分の意思、力で自分の体をコントロールすることができないような状況に
なってしまいました。

仰向けで床に横たわり、白目を剥いて、今にも泡を吹きそうな様相でした。

その時に、私は考えました。
「これは突然体調が悪くなってしまったということで救急車を呼んだほうがいいのだろうか?
それとも何かしらの霊障だろうか?」

その時の私は何故かかなり冷静でした。
じっと居候君の様子を観察しました。

そうしたら居候君の体が痙攣するようにビクッ!ビクッと動くようになってきました。

「まだ泡吹いているわけじゃないしなあ。脈もしっかりある。ひょっとしたらこれは霊障かもしれないぞ?」
と思いました。

かなり迷いましたが。

そんなわけで
居候君の名前を呼んで、
「お〜い!帰ってこい!気持ちをしっかりと持つんだ!帰ってこ〜い!」
と言って顔をベチベチと叩きました。

その時に、昔おばあちゃんから教わった、
「霊が浮いてしまって自分がコントロール不能になってしまった人に施すおまじない」
を思い出しました。

昔、私が浮霊した時に施してくれたやつです。

それを施してみました。

3回ワンセットなのですが、
それを何度も何度も繰り返しましたら、
居候君が正気を取り戻しました。

「ああ、良かったやっぱり病気ではなかったんだ。」と思いました。

水を飲んで落ち着いた居候君が開口一番、
「甲冑を着た武士3人に首を絞められて殴る蹴るの暴行を受けた。」
と言いました。

ああ、やっぱり霊障か。
と思いました。

何故なら、
半ば気を失いかけて床の上に仰向けで横たわって苦しそうにのたうち回っていた居候君の体が、
びくんと痙攣した時に30cmぐらい宙に浮きましたので、
「これは普通の病気で起きる現象ではないなあ。」と判断しましたので、
救急車案件ではなくて霊障だな。と判断したんです。

「首を絞められて息ができなくて声が出せなかった。思いっきり蹴り上げられて痛かった。」
と言っていました。

「へえ〜。ついうっかり自分を恨んでいる霊に出くわしてしまったのかねえ?」
と言いましたら
「いや、多分君のお付きのものだと思う。」と居候君。

そうなのか?逆になぜ私のお付きのものが居候君に悪さするんだ?

と思いましたが、
数年後、「なるほどなあ。」と思うことが起きました。
私も巻き込まれそうになりました。
まあ、この話は業界内の内情のあんまり楽しくない事情を暴露するようなことになってしまうので控えさせていただきますね。

その後しばらくは居候君、甲冑を着た3人の武士に纏わりつかれて、
家に帰ってお風呂に入ったら無理やり沈められそうになったりとか、
お風呂から出て髪を乾かしていたら鏡越しに後ろにいるのが見えたりとか、
色々大変だったみたいです。

甲冑を着た武士って、怖いですもんね。
しかも落武者だったらしいし。

そもそも私のお付きのものだったとしたら、
私に対して攻撃的な感情は持っていないはずなので、
私自身がその凶暴性を認識することはないですよね。

まさかまだ3人もの落武者を背負っていたとは全然知りませんでした。(笑)
ほとんぞ全員、不動明王様に上げてもらっていたと思っていたので。

基本的には私のお付きのものたちなので、
少ししたら私の後ろに戻ってきたみたいですがね。

ただ、居候君がとってもよく霊が見える人でも、
私の元に戻ってきた私の前世のお付きのものたちは見えないみたいです。

隠れているのかな?

居候君と私は、前世で仇同士だったのかもしれませんね〜。

今は不動明王様のお話を直接聞くことができないので、
想像でしかないのですが。


平気そうな顔して東京のWildberryを再開した裏側には
こんなどえらいことが起きていたんですよ〜。
というお話でした。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

次は居候君が狐につままれたお話です。

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