一安心 2
閲覧していただき、ありがとうございます。
オットと私は同郷で、北海道で生まれ育ちました。
オットには妹が2人いて、2人とも故郷の北海道で暮らしています。
「お仏壇をお迎えしてご先祖供養をすることにしたよ。どうもご先祖様がやって欲しいと思っているみたいなので。」
と伝えましたら
さすがは霊感の強いオットの妹たち、「あ、そうなんだ〜!協力するよ!」と快く言ってくれました。
え?
そういうものなのかな?
普通は
「いや、霊なんか存在せんやろ、何いうてはりますのん?義姉さん?」
てなるかな〜と思っていたので、なんだか拍子抜けしました。
そんなわけでまずは本家および分家にお仏壇があるかどうかを聞いてもらいました。
そうしたら、本家にはお仏壇はあるけど、分家にはお仏壇はないとのことでした。
そして、おばあちゃんのお兄さんに養子縁組されたお義父さんのお位牌もない上に、
おばあちゃん自身のお位牌もないらしいということがわかりました。
あれれ、
あらら。
お亡くなりになって30年間は個人の戒名のお位牌をおたてしてご供養する必要があると
私は聞いていたので、
「H子おばあちゃん、お亡くなりになってからこの10年ほど、一切ご供養されていなかったのかもしれないなあ。」
と思いました。お義父さんもそうです。
あとは、本家にはお仏壇があるのだそうですが、
その状況もなんだか気になるなあと思いました。
何かしらの不都合がなければ、
ちゃんとご供養が届いていれば、
わざわざ私の口を使ってオットに「頼む。」なんて言ってこないだろうという推測からです。
なので、北海道に住んでいる義妹にそれとなく「本家のお仏壇はどうなっているんだろうね?」
的なことを言ってみました。
そうしたら義妹は本家の長男のおうちに
「久々にお仏壇にお参りでもしたいな〜と思って。」的なことを言って電話してくれたみたいです。
そうしたら、
逆に
「本家のお墓に入れてあげているH子おばあちゃんのお骨、どうにかならんかね?お墓の中で場所を取られているから、我々のお骨を入れるスペースが狭くなるんだよね。出してそっちでどうにかしてもらえないもんかね?」
的なことを言われたのだそうです。
ギョッとしました。
H子おばあちゃんは未婚の母なので、本家の人間なはずです。
なので本家のお墓に入る権利はあるはずなんです。本来は。
でも、お墓からお骨が追い出されてしまいそうな状況になっているらしい。
という事実がわかりました。
オットの父と、オットの父の兄も、本家のおじいちゃんに養子縁組されているので、
本家のお墓に入る権利があるはず。
「自分たちと、自分たちの息子たちのお骨を入れるスペースが足りなくなるから出したいんだよね。」
的な発言、私はひどく驚きました。
ひどくひどく驚きました。
おそらく義妹はとても嫌な思いをしたことでしょう。
本家のお仏壇を確認してもらう前に、
「そんな嫌な経験をさせちゃってごめんね。」という気持ちになりました。
お仏壇って、本家以外は構えちゃいけないものではないらしいです。
なので、
「お仏壇はこちらでもお迎えするから、もうこれ以上嫌な思いをしそうなところには行かないでほしい。」
と思いました。
なので、本家のお仏壇の状況を確認してもらうことなく、
こちらで新たにお仏壇をお迎えすることにしました。
続きます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント
コメントを投稿