投稿

10月, 2023の投稿を表示しています

アタックナンバーワン 2

 閲覧していただき、ありがとうございます。 行者のおばあちゃんと不動明王さまは万能だと思っていたので、 「この不動明王の力を持ってしてでもこれは手が出せない。なぜなら相手は生きているからな。」 と言われて「そう言うこともあるのか・・・。」と新たなことを学んだ、 若くてクソガキだった頃の私でした。 おっかない顔で周囲を威嚇するような見た目の不動明王さまですが、 役割は生きている人々を守ることらしいので、 生きている人間を成敗することはできないのだそうです。 なるほど、手を出せないんだなあと知りましたが、 友達は 「ではどのようにすれば母親は助かりますか?」と食い下がりました。 そうしたら不動明王さまは 「まずはお前さんの母親自身が、謙虚な気持ちを持つことが大事だ。」 とおっしゃいました。 「相手は生きている人間だ。お前さんの母親が生き霊を飛ばしている人間に対して、 もう少し優しい気持ちで接するようになればおそらく生き霊による霊障も少しずつ穏やかになっていくのではないか?お前さんの母親には自分自身ができるから他の人にもできて当然と言う感覚がある。そのせいで、他者に対して『使い物にならない役立たず』的な感情を持っている。それを察知した部下たちが生き霊を放っていると見受けられる。」 ともおっしゃっていました。 「そんなことがあるのか・・・。」と私はただひたすら驚いていました。 友達曰くは 実際にお母さんはとってもよく仕事ができる人で、 仕事仲間の愚痴を家ではかなり多めに発言していたのだそうです。 まさに「あの人使えない」みたいな発言をすることも多々あったらしいです。 住所と名前を伝えただけでそこまでわかるとはやっぱり神仏ってすごいですね。 そういえば神社とかにお参りに行く時は、自分の住所と名前を発言するのが良いと言いますもんね。 最近知りましたが、そう言うことなんでしょうね。 日常的に行者のおばあちゃんと不動明王さまに接していたのですが、 一般的な神社や仏閣でもそうなんだ、と後から知って改めて驚いています。 ちなみにその後、友達のお母さんは検査で開胸手術を受けたみたいです。 運がいいことに、その手術中に心臓の発作が起きたらしく、 「これは病気である」とお医者さんに認められたらしく、 入院、手術ともに保険が適応されたらしいです。 そうじゃなかったら入院費用と手術費用が...

アタックナンバーワン 1

閲覧くださってありがとうございます。 専門学校に通っていた頃の出来事のお話をしようと思います。 クラスメイトの中で、特に仲良くしている子が、5人いました。 特にじゃないけど仲良くしている子はもう少しいました。(それは余計な情報) 男子が2人、女子が3人でした。 専門学校生だった頃は、なぜか私の霊感が強いことがみんなに知れ渡っていましたので、 「みんなで肝試しツアーしようぜ!」みたいな催しが行われた時はいつも動員されていました。 ちなみに、私は小さい頃から海が嫌いで、 海水浴する人の気持ちがよくわかりません。 なぜなら、おっかない存在がいっぱいいるし、下手したら浅瀬でも足をすくわれるから。 なので、絶対に海には入りません。 海水浴に誘われてみんなで海に行っても絶対に入りません。 絶対に入りません。 なので、娘は海水浴をしたことがないくらいです。 あ、安全な川遊びには連れて行きましたが。 っと、余談でした。 特に仲良くしていたお友達のグループの1人の子が、同郷の子でした。 ある日、 「お母さんが最近心臓発作で救急搬送されてしまったんだよ。」と打ち明けられました。 「そうなんだ。大変だったね。」と話をしていたのですが、 「心臓が苦しくて救急搬送されたのに、病院では異常なしっていうふうに言われちゃったんだ。」と言う話でした。 今の私だったらわかります。 明らかに酷い症状を呈しているのに、「異常なし、健康体です」と言われて返されると言うことがあると言うことを。 その友達は、地元でも有名な権威のある病院の院長先生の息子さんとお友達だったらしく、 そのお友達に詳細を話したらそのお友達がお父さんに話してくれたらしく、 翌日から待遇がひどく変わったらしいです。(業界の闇的なやつ) 私はそう言うことには一切興味も関心もなかったのですが 「健康体なのに心臓発作って何かしらの別の要因があるに違いないぞ。」 と思いました。 なので、 行者のおばあちゃんのところへその友達を連れて行きました。 「私は所詮しがない人間だから、よくわからないので、不動明王さまに聞いてみようかね。 お母さんの名前、住所を教えておくれ。」とおばあちゃんは言いました。 その子(私の友達)は実家の住所を言い、お母さんの名前を伝えました。 そうしたら、 不動明王さまがお出ましになった時に、 「これは厄介なことだぞ。」と言いま...

糖尿病で亡くなった伯母の話 2

 閲覧いただき、ありがとうございます。 前回のお話の続きです。 伯母が亡くなって、お葬式が行われました。 とっても優しくて、可愛がってくれた伯母でしたので、 亡くなったら悲しい気持ちになるのかなと思っていましたが、 そうではありませんでした。 なぜなら、 伯母とはもう2度と会えないという感じがしていなくて、 まだそばにいるような感覚だったからなのです。 死んで肉体が滅びても、魂は存在しているんだなあ。と、ものすごく強く実感していました。 伯母のお葬式が終わってから、私にある変化が起きました。 昔から甘いものが嫌いで、特にお砂糖の味がものすごく苦手だった私は 塩の入っていないあんこ、特にこし餡、黒蜜、黒糖、羊羹、和菓子、和三盆、はちみつなどが非常に苦手でした。 あとはチョコレート。 幼稚園の時、お餅つきでお汁粉やおはぎを作ってみんなで食べましょう〜的な行事があると、 嫌で嫌で号泣していました。 あんこが食べられなかったので。 そんな私が、伯母のお葬式の後から、 甘いものが食べたくて食べたくて仕方なくなりました。 あんなに大嫌いだった黒糖のかりんとうが 美味しく感じてしまって、 「こんな美味しいものが世の中にはあるのね〜〜〜〜〜〜〜〜!」と 叫び出したくなるほど 黒糖かりんとうが美味しく感じました。 大きな袋一袋を一気に食べてしまうぐらいに 「美味しすぎて永遠に食べ続けていたい」と思うぐらいに。 それと同時に、嫌いだったはずのチョコレートも大好きになり、 少ないバイト代で買える、チロルチョコをある程度まとめ買いして、 常に常備して暇さえあればちょいちょい食べるようになりました。 そんな日々の中で、行者のおばあちゃんのところへ行った時に 「あんたまた何拾ってきたんだい?」 と言われました。 私自身は「最近やけに甘いものが食べたいなあ?」と思っていたぐらいで 特に何かしらを認識していたわけではなかったので、 「?」という感じでした。 「あんたに憑いているご霊にお話を聞いてみようかね。」 とおばあちゃんが言いました。 そうしたらなななんと、 つい最近お葬式に参列した、糖尿病でお亡くなりになった伯母さんがいました。私に。 「なんでこの者に憑いているのですか?」 とおばあちゃんは聞きました。 そうしたらご霊(伯母さん)は 「この子についていればどうにかなりような気がした。...

糖尿病で亡くなった叔母の話 1

閲覧くださってありがとうございます。   糖尿病ってすごくよく聞く病名で、 「耳馴染みがあるせいか身近な病気」=「そんなに怖くない病気」みたいな印象になってしまっていますよね。 でも実はコントロールが非常に難しくて死亡リスクも結構高いおっかない病気みたいですね。 私は両親とも糖尿病体質の家系なので、私自身が糖尿病のリスクが非常に高いみたいです。 どうも遺伝的な要素が強いということまではわかっているみたいですね。 その遺伝要素が子孫のどの個体に強く現れるかはガチャみたいなものみたいですね。 さてさて、 私の母方の伯母が、糖尿病を患っていました。 伯母の娘(私のいとこ)が看護師だったので、糖尿病における生活習慣の改善に関して詳しかったので、食事指導を中心に行なっていたのですが、 甘いものが大好きだった叔母はそれを苦痛に思い、まるで自分が監視されていじめを受けているかのように感じてしまっていたようです。 認識の違いっていうやつですね。 娘は母親のためを思って食事指導などを行なっているのに、 母親はそれを「苦行を強いられている」と感じてしまう。 白い粉状のもの 白砂糖や、小麦粉や、覚醒剤などは依存性があるらしい 特に白砂糖はヘロイン並みに依存性が高いなんていうことを発言するお医者さんもいます。 ヘロインをやったことがないのでどれほどの依存性かわかりませんが。(汗) そんなわけで(どんなわけ?)で 叔母は娘の言いつけを守らずに、隠れてこっそりと甘いものを食べるようになっていたみたいです。 インシュリンの注射を打っていたにもかかわらず、 糖尿病による合併症が現れるようになってしまいました。 最初に出たのは心筋梗塞でした。 なので、首から下げるペンダントのようなものを身につけるようになりました。 胸が苦しくなったらそのペンダントのボタンを押せば病院に連絡が行って、 救急車が来てくれるっていうやつです。 今では一般的になりましたが、 当時は最先端の技術でした。 隠れて甘いものを食べていた伯母はおそらく 「大好きな甘いものを禁じられている状況」に対する反動と、 「隠れて食している」という背徳感とで、 甘いものの摂取量が増えていたのかもしれないなあと思います。 糖尿病からの心筋梗塞から、救急搬送される機会が増えました。 その時には、目も見えにくくなってきていたようです。 何度目...

今、動け。

 オットと結婚してまる4年が過ぎました。 そろそろ来るかな?と思っていましたが、やっぱり来ました。 え〜、嫁という存在は、結婚してから3年は「お客さん」的な存在とみなされるらしいです。 霊的に。 なので、ご先祖様も、 「まだうちの者と認めたわけじゃないからな。」という感じで、 様子見をするのだそうです。 結婚して3年を過ぎる頃から 「うちの者として迎え入れてもいいかも。」という感じになってくるのだそうです。 「家の者として迎え入れられた」ということは、その家の霊障も受けるようになるということです。 以前も書きましたが、 ご先祖様には、自分の家の子孫の命を取る権利が与えられているのだそうです。 ご先祖を敬うのは非常に大事なことなのですね。 私が嫁いだのは分家筋だったので、 本家にちゃんとお仏壇があったとのことなので、 ご先祖供養はなされているのだろう。と思って安心していました。 が、 その本家が、今はアパートになっているらしいという話を聞きまして、 嫌な予感がしていました。 本家にあったお仏壇は一体どこへ行ったんだろう? ちゃんとご供養されているのかな? 本家の筋の親戚とは、断絶していて消息不明な状況みたいでした。 「え、大丈夫かなあ?」と思いました。 そんな日々の中で、 私はオカルトブログを開設して、 ご先祖供養って大事なんだね〜なんて話題を書きました。 そうしたら、 案の定来ました。 え、何が? オットの家のご先祖様が。私に。 要するに浮霊してしまったんです。 なんだかひどく体調が悪くなってしまい、 横になって休もうにも何かがおかしい。という状況になりましたので 「何かおかしい。これは霊的な何かしらだ。」と思いました。 「ああ、ダメだ乗っ取られる。喋り出しそう。でも浮霊したくない。ダメだダメだ。」 とかなり抵抗したのですが、 乗っ取られてしまいました。 股を開いて正座し、膝に手を置き、背筋をまっすぐにして喋り出してしまいました。 私の体を乗っ取った霊はどうもご先祖様のようでした。 なんだか怒っているみたいでした。 子孫たちが勝手ばかりしていると言っていました。 今はもうない本家の玄関先の風景が目の裏に浮かびました。 私は「あ、先祖供養のことだな。」と思いました。 言いたいことを言い終わったら霊は私の体を離れ、 ガクンという感じで私の体は自由になりました。 ...

3代前 4

 閲覧していただいてありがとうございます。 前の記事の続きです。 私にずっと憑依して、私を守ろうとしてくれていたご霊たちを霊界に送り出すために、 お祭りをしてもらう必要があって、 そこには手間もお金もかかるので親に協力してもらう必要がありました。 家に帰って私は母親にことの経緯を話しました。 3代前は戦国時代の姫だったらしいこと、 敵方の家来の家に嫁がされたこと、 そのために家来と乳母が屋敷に入れてもらえなかったこと、 そして家来と乳母が、入れてもらえなかった嫁ぎ先の屋敷の前で自害したこと その霊たちがまだ私に憑依していること そしてその人達が「もう疲れた。霊界に上がりたい。」と言ってきていること なので、お祭りをあげて弔ってあげる必要があること 母親は了承してくれました。 ブランドが好きでプライドが高かった母は 私が「姫だった」ことに気をよくしたみたいでした。 姉はそれに対して 「なんでいつも貴美ばっかりそういう風に特別扱いされるんだ。」と僻んでいました。 私としては「知らないよそんなの。てかあなたおばあちゃんのところに全然行かないじゃない。」 と思いました。余談です。 鯛の尾頭付きにおいなりさん、一升瓶の日本酒、お饅頭に大福にお餅などなど たくさんのお供物を用意してもらい、お祭りが執り行われました。 おばあちゃんが祝詞をあげてくれて私についていた人たちを労う言葉を述べてくれました。 私もおばあちゃんに続いてご霊達に感謝の気持ちと労う言葉を述べました。 そうするとおばあちゃんの体に不動明王様がドンっと乗りました。 姿勢や声や言葉遣いが変わるのですぐにわかります。 不動明王様が私にいました。 「お付きのものたちを代表して、お前と話がしたいと乳母が言っておる。話すか?」と。 「直接お礼を言いたいので、お願いします。」と私は言いました。 「わかった。変わるぞ。」と不動明王様が言い、おばあちゃんの体から離れました。 そうしたら、たちまちおばあちゃんが泣き始め、私に縋りつきました。 そして今度は女性の声と仕草になりました。 「我が姫よ!我が姫よ!ああ!我が姫よ!」と言って号泣し始めました。 私に抱きついて、頭をぐりぐりぐりぐりと撫でていました。 そして目を開いて私を見据えました。 そして 「どうしたんじゃその髪は!尼にでもなったのかえ?何が悲しくて尼になんかなったん...

3代前 3

 閲覧してくださりありがとうございます。 前回のお話の続きです。 今だったら18歳が成人なので、自分の意思で色々なことができるのですが、 当時の私はまだ20歳未満で、何かを行おうと思ったら親の了承が必要な状況でした。 そんなわけで、 私は母親をおばあちゃんのところへ連れていく必要がありました。 おばあちゃんは言葉が強くて、その人にとって一番必要な話をします。 要するにその人にとって一番「耳の痛い話」をするので、 最初はみんな張り切って通うのですが、 だんだん足が遠のきます。 いわゆるアレですよね。 「わかっているのにわざわざ追い打ちをかけるように注意されたら気分が悪く」なりますよね。 例えば、テスト前にお勉強しないといけないってわかっているのに 「あんたテスト近いでしょ?勉強しなくていいの?」 なんて言われたら腹が立ちますよね。 でもやりたくないからやれない。 やらなきゃいけないってわかっているのにやれない。 実は自分自身がその矛盾に気づいてモヤモヤしているのに、 追い打ちをかけるようにガツンと今の問題を指摘される。 イラッとしますよね。 おばあちゃんのところに通うと、 そういうリスクが常に付きまといます。 自分の課題、いけてないところをズバッと言われるので 叱られ慣れていない大人の人たちは、 なんとな〜く行きたくないな、という気持ちになるみたいです。 なんでわざわざ叱られに行かなくちゃいけないんだろうと腹を立てて おばあちゃんのことを悪く思う、もしくは悪くいう人もいました。 おばあちゃんの前では「わかってますよ。ちゃんとやれてますよ。」みたいな風を装うのですが、 「ちゃんとやれているのだったら私にこんなこと言われないよね。」なんて追い打ちをかけられちゃうものですから、 面目丸潰れ〜みたいな感じになってしまい、 だんだんと、なんとな〜く、足が遠のきます。 「仕事が忙しい。」とか 「別の用事が忙しい」とか もっともらしい言い訳をつけて。 おばあちゃん自身は 「言わされている感」があるので、 その人が具体定にどんな問題を抱えているのかということは認識していなかったみたいです。 「でも私が発言したこと自体がその人にとっては都合の悪いことなんだろうね。 少しずつ、私のところに通ってくる人は減ってきているよ。 ほぼ毎日通ってくるのはあんたぐらいしかいなくなってしまった...

3代前 2

 閲覧いただき、ありがとうございます。 前回のお話の続きです。 まず、本当は憑依してちゃいけない霊なのに、それをそのまま、 本人たちが「霊界に上がりたい」と申し出るまでは知らん顔していてくれた。 不動明王様の左目が半分閉じていることの所以です。 片目は半分閉じて、何かしらの事情がある時は見て見ぬふりをしてくださる。 いくら怖い面相をしているとは言っても仏様なのですね。 深い深いご慈悲の気持ちでこの世界の全てを見守ってくださっているのですね。 ちなみに、奈良の吉野山の金峯山寺という由緒あるお寺には 釈迦如来、千手観音、弥勒菩薩様がお祀りされています。 その名前を聞くと、この世を救うための穏やかな面相の仏像を思い浮かべる方がほとんどかと思いますが、 金峯山寺にお祀りされている三体の仏様はみんな鬼のような面相をしていらっしゃります。 これはそもそも仏様というものは愛情が深いがゆえに非常に厳しい心で人に接することがあるということなのだそうです。 そして吉野山は修験道の発祥の地と言われています。 金峯山寺の三体の仏様は、秘仏として人の目に触れることを禁じられたのだそうです。 そして、 この世の中が乱世の世になった時にだけ、特別にご開帳が許されることになっていたのだそうです。 ご開帳されたらそこには鬼の面相の大きな仏様。 人々の堕落や怠慢を戒めるためにわざと鬼の面相でお出ましになるのだそうです。 10年以上前、関西に住んでいた頃、 金峯山寺の特別ご開帳が数十年ぶりに行われるとのことで、 ありがたがってご参拝に行きました。 その時にご住職の方がお説教してくださったのですが、 「特別ご開帳は本来のご開帳とは意味が違うんですよ。世の中が乱れてきたらご開帳のご啓示があるんです。そしてこれからはこの特別ご開帳の間隔は短くなっていくことでしょう。世の中はこれからますます乱れて行きます。その度に鬼の面相をした仏様方がこの世の中にお出ましになるのです。」 とおっしゃっていました。 当時、そのお話を住職様から聞いた時、 「あ、不動明王様に教えられたことと一緒だな。」と思いましたよ。 より深い愛情と慈悲は、時としてより厳しさを伴うのだなあ。 それぐらいこの宇宙の仕組みって厳しいものなのだなあ。 と再認識しました。 さてさて、話がそれました。 私がクソガキだった頃の話に戻ります。 「知らない...

3代前 1

 閲覧していただき、ありがとうございます。 このブログを読んでくださっている方は、 生まれ変わりって信じますか? 仏教では、輪廻転生という言葉があって、 肉体が死んでも魂は死ななくて、 あの世に行って修行をして、また肉体を得てこの世に生まれてくる、 という考え方があります。 話によるとキリスト教にはそんな考え方はないらしいのですが、 中東やヨーロッパ系の宗教では同じような教えの国もあるみたいです。 行者のおばあちゃんのところへ、 いつも通り遊びに(?)行ったある日のことです。 おばあちゃんが私に言いました。 「あんたに憑いているお付きのものが、霊界に上がりたいと不動明王様に直接進言して来たらしい。」と。 ? お付きのもの? なんすかそれ? 正直な気持ちを言います。 いつも私の知らないところで私に憑いている霊をあげてくれていた不動明王様だったので、 今回も私の知らない間にあげてくれて良いのに。なぜわざわざ教えてくれるんだろう? と思いました。 ね? 傲慢でしょ? 完全に調子に乗っていますよね。 神仏に対して 「わざわざ知らせなくても、やっといてくれたらよかったのに。」 なんて思うんですよ? あり得ませんよ。本当に。 こういうのをクソガキと言います。 大事なことなのでもう一度言います。 クソガキです。 もうね、当時の私を、今の私が、ムチで100回ぐらい叩いて折檻したいぐらいですよ。本当に。 あ、自分が自分に対してする折檻なのでこの場合は虐待には当たりません。念の為。 当時の自分を思い出すと恥ずかしすぎて顔から火が出ますよ。本当に。 「あんたのことをずっと守って来たご霊達だけど、もう良い加減疲れて来てしまったから、 霊界に上がって自分たちのなすべき修行をしたいと申し出て来たのだそうだよ。」 と、おばあちゃんは続けました。 「それって守護霊っていうことなの?」 と聞きましたら、 「あんたには守護霊はいないと前にも話だろう?あんたを守っているのは守護龍神様だ。」 とおばあちゃん。 「あ、そうだった。じゃあ、その、私を守って来たという霊は何者なの?」 と、シンプルに浮かんできた疑問をおばあちゃんに伝えました。 「正確にいうと、憑依霊だよ。だからあんたに憑いていちゃいけない存在なんだ。」 いけないけど憑いていた。 それを本人達が「上がりたい。」と申し出るまで、不動明王様は...

お地蔵様? 2

 閲覧いただき、ありがとうございます。 無意識のうちにお地蔵様を拾って来ちゃった私は、 おばあちゃんにこんこんと説教されました。 まずは、私自身が「自分は霊感が強いのか〜。」と認識したせいで、 調子に乗っていること。 これはおそらく全ての人が少しは持っているのではないかと思うのですが 「自分は何かしらの特別な存在であると思いたい。」という欲求。 承認欲求的なものですね。 その時期、立て続けにあり得ないぐらいの霊体験をたくさんした私は、 「アタシ霊感つよすぎガール!イエィ!」ぐらいの気持ちで完全に調子に乗っていました。 しかも 「取り憑かれちゃっても不動明王様にお願いして外して貰えば良いもんね!」 という思い上がりの気持ち。 いやあ、若かった頃の私は愚かでした(笑)。 完全に調子に乗っていました。えへ。 そして、自分の力では何もできない、ただの無力な存在であることに気づいていなかったこと。 もう、なんだったら 「私の後ろには不動明王様がいらっしゃるのだから、お願いすればなんでもやってくれる!」 ぐらいの勢いでした。 でもそれって、自分の真の実力じゃないですよね。 それをまるで自分がすごいかのように勘違いしていました。 いや、実際におばあちゃんには可愛がられていたし、 不動明王様にもとってもよくしてもらっていたと思います。 お願いしてもいないのに、秘密裏に、私についている霊を全部あげてくれていた、とか、 後日聞かされたりとかね。 色々、本当によくしてもらっていました。 なので、調子に乗っていたのだと思います。 「私、不動明王様に優遇されてる特別な子!」ぐらいに。 無知は罪って言いますが、 今思えば、顔から火が出ますよ。 愚かすぎて。 「こっちにだって生活があるんだ。いつでも便利に頼られたら迷惑なんだよ!」 と言われました。 「うん。わかる。そうだよね。」 と思いました。 「自力で何にもできないくせに、全部不動明王様にやってもらっているのに、さも自分がなんでもできるように勘違いしているのは違うよ。」 と言われました。 「なるほど。言われてみればその通りだな。」 と思いました。 「そういう気持ちのことを、驕りというんだよ。驕りは傲慢につながるんだ。」 と言われました。 「へ〜。そうなのか。」 と思いました。 「とにかく自分が特別な人間かもしれないという気持ちを捨てな...

お地蔵様? 1

 閲覧してくださり、ありがとうございます。 不動明王様の御用をしているおばあちゃんのところへ通うようになってしばらく経った後の印象的なお話です。 その日私はバイトがお休みだったので友達に誘われてドライブへ行きました。 高校といっても高専だったので、多分その時は4年生ぐらいの頃だったかもしれません。 車に乗っておしゃべりしながら峠道に差し掛かった時に、 ふと窓の外を見ると、 山道なのに、道端に小さなお社が立っているのが見えました。 そして中には、煤けた感じの、小さなお地蔵様が鎮座していました。 「あれ、こんなところにお地蔵さんがあるわ。」 と思いました。 一瞬の出来事だったので、そのまま通り過ぎてしまいました。 翌日、いつも通り学校が終わったらバイトに行きました。 そうしたら、 下半身が重くて重くて、痛くて痛くて仕方がないような状況になりました。 激痛でした。 バイトは靴屋さんの売り子さんだったのですが、 とてもじゃないけど重くて痛くて立ってられないような状況でした。 そこで、 バイト先のパートのおばさんにお願いして、 早退させてもらいました。 バイト先ではいつも私がレジ上げをしてその日の日報をつける役割だったので、 それができるパートさんに無理言ってラストまでいてもらいました。 んで、 バイト先から直接おばあちゃんのうちに行きました。 バスなんか乗り継いでいられないぐらいに辛かったので、 バイト先の商業施設の前からタクシーでおばあちゃんの家まで行きました。 おばあちゃんの家についてチャイムを鳴らしたら おばあちゃんが 「来たね。くると思ってたよ。」と言いました。 そして 「あんた次は何を拾って来たんだい?」 と厳しめに私に言いました。 「まあ、そんなこと言ってもしょうがないから、不動明王様にご挨拶しな。 すぐにあんたに乗っているその人にお伺いを立てようかね。」 と言ってくれました。 そしてまた「霊査」が行われました。 「このものに憑いているのは誰ですか?」と。 そうしたら また私の口が勝手に喋り出しました。 「地蔵じゃ。」 と。 はい? 地蔵? 地蔵って地蔵? その時に、前日に峠の道の脇に佇んでいた煤けたお地蔵様の姿が脳裏によぎりました。 「あなたのせいでこのものの体が重くて足が痛い状況になっているのですね?」 とおばあちゃんは言いました。 「いかにも。」と...

自称?それとも本物?

閲覧いただき、ありがとうございます。 「自称霊感が強い人」 「自称霊能者」 「自称行者」 世の中には山のようにいると思います。 これは、霊感が強い人じゃないと、全然見分けが付かないことなので、 「よくわからないけど、そういうふうに言われるからきっとそうに違いない。」 みたいな、信じるかどうか、みたいな世界になってしまうのではないかなと思います。 実際に、 非常に霊感が強い居候君(一時期私の事務所に居候していたのでニックネームがそうなりました)は、 自分が霊感が強いことをひた隠しにして「普通の人のふり」をして暮らしてきていました。 私自身もそうです。 なので、社会人として生活をしている間は、 何かを感じても知らん顔して過ごしてきていました。 正直、 「わ〜この人霊障キツそう。」なんて思うことはありました。 が、 そういう人に出会ってもできるだけ知らん顔して平気な顔をして過ごして来ました。 古巣のテキスタイルメーカーに勤めていた時に、 1対1の商談の時に、突然 「オガワさんって、霊感強いでしょ。」と言われたことがあります。 その相手が今も仲良くしている居候君です。 なので、 「うん。強いけど何か?」と平然と答えました。 「自称霊感が強い人」にはそれまでもたくさんたくさん出会ってきていましたので、 とりあえず、「だから何?」的な態度を取りました。 「なんで私が霊感強いと思うの?」と聞きましたら 「いや、なんとなく。この人めっちゃ霊感強いなと思ったんです。」と言われました。 「実は自分も霊感が強いんですよ。色々視えちゃって日常生活が困難だったりすることもあります。」 と言っていました。 「では、どの程度視えるの?」と聞いてみましたら 「幼馴染の守護霊様を言い当てた事があります。」と言いました。 幼馴染の守護性様の服装、髪型、人相、全てを説明し、 「そういう人、ご先祖にいるんじゃない?お前を見守ってるみたいだよ。」と話したらしいです。 そしたら、その幼馴染が青ざめて、 実際にそんなご先祖様がいたのだそうです。 本家の仏間に遺影が残っていたのだそうです。 それを聞いて、私は彼をテストしてやりたくなりました。(意地悪) 「人の守護霊様が視えるの?じゃあ、私にはどんな守護霊様がいるかしら?」 と聞いてみました。(すっごい意地悪) 彼はしばらく意識を集中して、私の周辺をジ〜〜〜〜〜〜...

後日談

 小話です。 いや、これを小話と言ってはいけないのかもしれませんが。 先日の記事で、私の後ろで私を守ってくれているのが 「守護霊」ではなくて「守護龍神×3」だったことが判明いたしました。 その件で「私すげ〜。」と調子に乗り、 そのおかげで(?)おばあちゃんに叱られました(笑)。 それから随分経ってから、 おばあちゃんにかしこまって話をされました。 「実はあんたは知らないと思うんだけど・・・。」と。 私は「???」でした。 もちろん知りませんので。 そうしたらおばあちゃん、 「あの後、あんたの龍神様、不動明王様からものすごく怒られたんだよ。」 と。 そいつは寝耳に水だわ! 話によると、 「守護たるもの、まるで憑依霊のようにヒトの口を使って自己主張するとは何事か!」 と言うことで叱られたのだそうです。 どうも、守護として付いている龍神様は、守護対象に「憑依」する形で自己主張しちゃいけないのだそうです。 「へ〜。知らなかった。」 まあ女子高生の私が 「あ、だよね〜。大丈夫かな〜と思っていた!」みたいな感じで知っていたら逆にビックリですけどね。(笑) 知らないことだらけと、初めての体験ばっかりで本当にビックリでした。 そしておばあちゃんが言いました。 「あんたの守護様は不動明王様に、もう2度とあんたに直接接触しないと約束したよ。だから、あんたの口を使って『守護だ』と発言するものがいたら、それはみんな低級霊だからね。まともに相手にしちゃいけないよ。」と。 ふ〜ん。そうなんだ。 「わかったよ〜!私も気持ちをしっかり持つようにする。」 と、おばあちゃんに約束しました。 ちなみに、不動明王像のお顔をよ〜くみていただくとわかるのですが、 すっごく怒った怖い表情をしていて怖いのですが、左目が半分閉じているんですよね。 これはどうも、 1/4ぐらいは見逃してくれる、と言う温情を表現しているのだそうです。 厳しいんだけど、優しさもあって、少しだったら見逃してくれる、 って言うことみたいですね。 これもおばあちゃんに教えてもらって初めて知りました。 まあ、世間知らずのクソガキな高校生でしたからね(笑)。 ちょっと不動明王様に関する豆知識を披露してしまいました。 でもまだまだ事件は起こりました。 そして私はそのたびにおばあちゃんに叱られまくっていました。 また次のお話でご紹介しますね。...

宗教に入ったけどやめた話 7

閲覧していただきありがとうございます。  オカルトBBAです。 前回の記事の続きです。 結局、おばあちゃんの話す通り、私だけ宗教団体からは足が遠のきました。 道場長の超お気に入りの貴美ちゃんの家族であるということから 道場の中で脚光を浴びて私の両親や姉は人気者で有名人になってしまって、 姉に至っては「青年隊」の副隊長にまでなってしまっていました。 私は道場には行かずにずっとおばあちゃんの家にばかり行っていました。 なし崩し的に私はほとんど、というか全く、というか 道場には行かなくなってしまいました。 そして数年後、家族の中で私だけ、その宗教団体を退会しました。 私の両親と姉はまだ宗教活動を頑張っているのではないかなと思います。 特に姉は、宗教二世の男性と結婚したので、やめっこないのではないかなと思います。 なので、姉の子供は宗教三世になります。 姉の旦那さんは基本的にはすごく良い人です。 青年隊の北海道方面隊の総隊長を担っている人でした。 真面目で優しくて人望の厚い人です。 産まれた時から環境が宗教なので、 宗教に対して疑問などを持つようなこともないのだろうなあ・・・。わからんけど。 私自身も宗教自体には否定的ではありません。 教義って、すっごくまともなことを論じていると私も思います。 ただ、 なんでしょうね、 それが団体活動となるとなぜこんなにこじれてしまうものなのかしらね?と思います。 そこにはマウンティングとか妬みとか、 そこから生じる噂話とか陰口とか、下手したら嫌がらせなんて現象も発生してしまいます。 なので、宗教って、良い面ももちろんあるのだけど、 あんまりよくない作用をなす面もあって、 諸刃の刃みたいなものなのかなあと思います。 教義はね、キリスト教系も仏教系も神道系も、 そして宗派が違っていても根本的にはそんなに大きく違うことは言っていないように感じるのですがね。 まあ、物事の原理原則が、 宗門宗派によって違っていたらそりゃあおかしなことになりますよね。 地球どころか宇宙の法則って、一つですもんね。 宗教が変わったら体重も減ったわ〜。なんてこと、ないですもんね。 宗教変えたら高血圧も糖尿病も治ったわ〜。なんてこともないですもんね。 生活習慣によって起きている現象は、 宗教に入るよりも、生活習慣を変えたら改善すると思います。 「私全然食べてないの...

宗教に入ったけどやめた話 6

 閲覧いただきありがとうございます。 オカルトBBAです。(だんだん省略されて来る) 前回の記事の続きです。 「私の後ろには龍神さまがついてくれてるんだ!無敵じゃん!」と 調子に乗って浮かれていた私に、おばあちゃんからの喝が入りました。 「だからそういうところだよ!すぐに調子に乗るんだから!」と。 どういう意味なのか、おばあちゃんがわかりやすく説明してくれました。 人の魂は150〜300年ぐらいの周期で生まれ変わり死に変わりを繰り返していること、 あの世にいる間にこの世で生きていた時に犯した罪を償わされること、 そして現世への執着や記憶を消し去る必要があること、 その回数が多いほど古い魂であるということ、 魂が古ければ古いほど、「魂の記憶」が蓄積されるので現世でも聡い人になること、 そして、生まれ変わって来た時にちょっとでも偉い人だったりしたら そして万が一戦国武将だったりした場合は、 ものすごくたくさんの人を殺めてしまっているので、 ものすごくたくさんの霊に恨まれている可能性が高いこと、 そしてそんな魂でも、生まれ変わりを繰り返さないといけないこと、 などなどなど。 そして、 その万が一戦国武将だった魂がこの世に生まれ変わって来た場合は この世で彷徨っていたたくさんの「殺された人たち」の霊に狙われるので、 より強い守りをつけないといけないのだそうです。 守護霊さまというのはご先祖の中でも高級霊がつけられるのだそうですが、 所詮人間なので、使える力ってそんなに強くないのだそうです。 すっごく悪いことをしてきた魂には、 もっと強い守護をつけないと、すぐに霊に取り殺されちゃうんだそうです。 そんなわけで、高級霊よりももっとずっと強い力と権限を持っている、 守護龍神さまをつけられるのだそうです。 しかも最大で3体。 なので、守護龍神さまが1体の方もいるし、 2体の方もいるのだそうです。 んで、私みたいに3体もつけられているということは、 過去世でものすごく悪いことをして来ていて、 この世で成仏できずに彷徨って、再度生まれ変わって来ることを 虎視眈々と待ち構えている霊がたくさんいるということなのだそうです。 正直、ゾッとしました。 私って、そんなに悪いやつでたくさんの人に恨まれて来たんだあ・・・。 「あんたなんて、守護様に呆れられて立ち去られたら命なんか3秒も持たな...