アタックナンバーワン 2

 閲覧していただき、ありがとうございます。

行者のおばあちゃんと不動明王さまは万能だと思っていたので、
「この不動明王の力を持ってしてでもこれは手が出せない。なぜなら相手は生きているからな。」
と言われて「そう言うこともあるのか・・・。」と新たなことを学んだ、
若くてクソガキだった頃の私でした。

おっかない顔で周囲を威嚇するような見た目の不動明王さまですが、
役割は生きている人々を守ることらしいので、
生きている人間を成敗することはできないのだそうです。

なるほど、手を出せないんだなあと知りましたが、
友達は
「ではどのようにすれば母親は助かりますか?」と食い下がりました。

そうしたら不動明王さまは
「まずはお前さんの母親自身が、謙虚な気持ちを持つことが大事だ。」
とおっしゃいました。

「相手は生きている人間だ。お前さんの母親が生き霊を飛ばしている人間に対して、
もう少し優しい気持ちで接するようになればおそらく生き霊による霊障も少しずつ穏やかになっていくのではないか?お前さんの母親には自分自身ができるから他の人にもできて当然と言う感覚がある。そのせいで、他者に対して『使い物にならない役立たず』的な感情を持っている。それを察知した部下たちが生き霊を放っていると見受けられる。」
ともおっしゃっていました。

「そんなことがあるのか・・・。」と私はただひたすら驚いていました。

友達曰くは
実際にお母さんはとってもよく仕事ができる人で、
仕事仲間の愚痴を家ではかなり多めに発言していたのだそうです。
まさに「あの人使えない」みたいな発言をすることも多々あったらしいです。

住所と名前を伝えただけでそこまでわかるとはやっぱり神仏ってすごいですね。

そういえば神社とかにお参りに行く時は、自分の住所と名前を発言するのが良いと言いますもんね。
最近知りましたが、そう言うことなんでしょうね。

日常的に行者のおばあちゃんと不動明王さまに接していたのですが、
一般的な神社や仏閣でもそうなんだ、と後から知って改めて驚いています。


ちなみにその後、友達のお母さんは検査で開胸手術を受けたみたいです。
運がいいことに、その手術中に心臓の発作が起きたらしく、
「これは病気である」とお医者さんに認められたらしく、
入院、手術ともに保険が適応されたらしいです。
そうじゃなかったら入院費用と手術費用が全部実費請求されるところだったみたいです。

友達はお母さんに、おばあちゃんのところに行ったこと、そして不動明王さまに言われたことを話したそうです。
そう言うことを信じないタイプのように見えるお母さんだったそうですが、
我が子が一生懸命自分のために手を尽くしてくれたことで心がほぐれたのでしょうかね?
話を聞き入れてくれたみたいでした。

そして、
「心臓に5匹の蛇」には、心当たりがあったみたいです。
具体的に「5匹」と言われたことと、
お母さんご自身が思い当たる人との数が合致していたみたいです。

病院からは「原因不明の心不全」的な診断書がもらえたらしく、
一定期間療養のために有給休暇がもらえたみたいです。
そして保険適応になったのと同時に生命保険関係の医療保険も降りたみたいなので
経済的なダメージはなかったそうです。


おそらく、不動明王さまの何かしらの守りの力というか、仕組みというかをいただけたのではないかなあ?と今の私は思います。


おばあちゃんのところに通って、不動明王さまの教えを乞うことで、
ものすごく教訓が得られるので、
あの頃の私は本当に恵まれていたなあと思います。

今となっては。

当時の私は世間知らずのクソガキだったので、
「これが日常。今日もおばあちゃんの叱られた。でも明日も行こう。おばあちゃん大好き。」
ぐらいにしか思っていませんでした。

「お腹が減らないように」といつもお饅頭とか大福とかお煎餅とかおにぎりとかお蕎麦を食べさせてくれていました。

可愛がってもらっていたなあ〜。と思います。
それがどれほど得難いものだったのか、
今になってようやくわかります。

30年前の私は、本当に何も知らない傲慢なクソガキでした。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

ネタは尽きません。

次はおばあちゃんのお家に行っていつもしていた禅問答みたいなお話のことを、
その後の経験を絡めながらご紹介しようかな?と思います。


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