3代前 2

 閲覧いただき、ありがとうございます。

前回のお話の続きです。

まず、本当は憑依してちゃいけない霊なのに、それをそのまま、
本人たちが「霊界に上がりたい」と申し出るまでは知らん顔していてくれた。

不動明王様の左目が半分閉じていることの所以です。
片目は半分閉じて、何かしらの事情がある時は見て見ぬふりをしてくださる。
いくら怖い面相をしているとは言っても仏様なのですね。
深い深いご慈悲の気持ちでこの世界の全てを見守ってくださっているのですね。

ちなみに、奈良の吉野山の金峯山寺という由緒あるお寺には
釈迦如来、千手観音、弥勒菩薩様がお祀りされています。
その名前を聞くと、この世を救うための穏やかな面相の仏像を思い浮かべる方がほとんどかと思いますが、
金峯山寺にお祀りされている三体の仏様はみんな鬼のような面相をしていらっしゃります。

これはそもそも仏様というものは愛情が深いがゆえに非常に厳しい心で人に接することがあるということなのだそうです。
そして吉野山は修験道の発祥の地と言われています。
金峯山寺の三体の仏様は、秘仏として人の目に触れることを禁じられたのだそうです。
そして、
この世の中が乱世の世になった時にだけ、特別にご開帳が許されることになっていたのだそうです。

ご開帳されたらそこには鬼の面相の大きな仏様。
人々の堕落や怠慢を戒めるためにわざと鬼の面相でお出ましになるのだそうです。

10年以上前、関西に住んでいた頃、
金峯山寺の特別ご開帳が数十年ぶりに行われるとのことで、
ありがたがってご参拝に行きました。
その時にご住職の方がお説教してくださったのですが、
「特別ご開帳は本来のご開帳とは意味が違うんですよ。世の中が乱れてきたらご開帳のご啓示があるんです。そしてこれからはこの特別ご開帳の間隔は短くなっていくことでしょう。世の中はこれからますます乱れて行きます。その度に鬼の面相をした仏様方がこの世の中にお出ましになるのです。」
とおっしゃっていました。

当時、そのお話を住職様から聞いた時、
「あ、不動明王様に教えられたことと一緒だな。」と思いましたよ。

より深い愛情と慈悲は、時としてより厳しさを伴うのだなあ。
それぐらいこの宇宙の仕組みって厳しいものなのだなあ。
と再認識しました。




さてさて、話がそれました。
私がクソガキだった頃の話に戻ります。

「知らない間にご霊を霊界に上げてくれれば良いのに、なぜ不動明王様は私に憑依していた霊が霊界に上がりたいと言っているとわざわざ私に知らせてくるんだろう?」とクソガキ(私)は思いました。

なのでそのことを正直におばあちゃんに投げかけました。
「そのご霊は私に憑依し続けていることを許されていたということなの?人間に憑依するのはいけないことなんじゃないの?それを不動明王様が見逃してきてたってどういうことなの?そして不動明王様に何かしらの要求をしてくるのはどうしてなの?その上不動明王様がそれを受け入れて私に伝えるのはなぜなの?」

疑問がつきませんでした。

おばあちゃんは
「あんた1人ではどうにもならないことだから、親を連れて来な。その時に改めて説明してあげるから。」とだけ言いました。

一体どういうことなんだろう?
前に教えてもらってたのと違う。

何が起きているんだろう?

疑問が次から次へと湧いて来ました。

その疑問と好奇心を解決するためにも、
私は親をおばあちゃんのところへ連れていく必要がありました。

まだ未成年だった私は、何かするにしても必ず親の承諾が必要でした。



続きます。
最後まで読んでくれてありがとうございました。


何かしらの宗教の回し者じゃないからね?
これ全部実際に経験したことだからね?
続きは全力で書くからね?

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