宗教に入ったけどやめた話 2
閲覧していただきありがとうございます。
霊障が強くて困っていた私は、「霊障解消」を謳う宗教団体に所属したのですが、
そこに所属する人たちのしがらみとか嫉み的なものに嫌気が差し
その宗教団体の施設、「道場」から足が遠のきました。
でも私は道場長のお気に入りだったので、
「たかみちゃん最近来ないね。どうしたの?」と言われるようになりました。
「私は道場長のお気に入りだし、道場にはできるだけ行かなくちゃ。」
と頭では考えるのですが、
足が向きませんでした。
そんな状況の中で、私自身が悶々としていました。
でもおばあちゃんの家にはよく行っていました。
その時にはもうすでに、私は完全におばあちゃんに懐いていました。
なので、
どんなに厳しいことを言われても
「ふんだなにさ、おばあちゃんなんて嫌い。」みたいな気持ちにはなりませんでした。
何しろ、
どんなに厳しいことを言われても、
「ああ、私のことを思って言ってくれている言葉なんだなあ。」と思えました。
なんていうか、耳の痛いことを言われても、
決して間違えたことじゃないということが理解できたし、
自分都合で相手を操縦しようとするような言葉じゃなかったし、
何よりもおばあちゃんが私を可愛がってくれているのが感じられたからです。
そんな感じで、いつも通り、おばあちゃんと不動明王さまに会いに行ったある日、
帰ろうとした時に、
なぜか気持ちがものすごくモヤモヤして帰りたくなくなりました。
おばあちゃんの家から私の家まではバスを乗り継いで帰るのですが、
どうしてもそのバス停まで行けませんでした。
「おばあちゃんの旦那さんが帰ってくる時間だから、おばあちゃんも夕飯の支度しないといけないし、迷惑かけちゃいけない。」
と思ってはいたのですが、
どうしても、歩いてほんの数分のバス停まで行けなくて、
またおばあちゃんの家に行きました。
おばあちゃんの家のチャイムを鳴らしたら
おばあちゃんが
「戻ってくると思っていたよ。何か自己主張したい人がいるみたいだね。」
と言いました。
おばあちゃんは不動明王さまの祭壇の前で私の後ろで自己主張したがっている誰かしらに話しかけました。
「いったい何を訴えたいのか?人の口を使って言いたいことを伝えることがいけないことだとはわかっているだろうに。」と厳し目に。
そうしたら、
おばあちゃんの家がガタガタと音を立てて揺れました。
地震ではありませんでした。
地面は揺れていなかったので。
それを受けておばあちゃんの態度が一転しました。
「家が揺れた。霊ではありませんね?あなたはどなたさまですか?」と
急に非常に丁寧な言葉遣いになりました。
続きます。
読んでくださってありがとうございました。
何回も言うけど、これ全部本当に経験した話だからね?
本当だからね?
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