3人目のおばあちゃんその4

 閲覧していただきありがとうございます。
前回のお話の続きです。

自分自身なのに自分の体が自分でコントロールできない状況に陥ってしまった私は
とっても困っていて、誰でもいいから助けて欲しいと思っていました。

頭が痛くて息が苦しくて体が動かなくて、何よりも涙が出て出て仕方がありませんでした。
なんでこんなに涙が出るのか自分ではさっぱりわからない状況でした。


姉が霊感の強い彼氏のニダリンに連絡してくれて、ニダリンがニダリンのお師匠さんに連絡をしてくれて、
お師匠さんが「僕じゃあ手に負えないから僕のお師匠さんを連れて行くよ。」と言ってくれました。

それから1時間ぐらいでしょうか。
ニダリンのお師匠さんがおばあちゃんを連れて実家のリビング界隈でのたうち回っている私の元に駆けつけてくれました。

そしてすぐになにかしらの祝詞(のりと)を唱えて、私の背中を首からご自身が下げている大きなお数珠で何度かこすってくれました。


そうしたらあら不思議、あんなに苦しくて涙が出て仕方がなかった状況がふっと楽になって、
「私自身が戻ってきた」という感覚になりました。

んで、その時に初めてニダリンのお師匠様のお師匠様、大お師匠様に会いました。

小柄で小太りで、ショートヘアーで強めのパーマで、派手目な柄のブラウスを着ていて、
「大阪のおばちゃん?」と思うようないでたちでした。

そこに山武士みたいなすごく大きなお数珠をかけていました。



「んは〜。楽になったわ〜ありがとう。」
ぐらいの気持ちしかなくて、
「楽にしてもらったからもういいや。」
ぐらいの気持ちでした。




「この霊はあんたのおじさんだよ。志なかばで命を落としている。あんたが生まれる前にあんたに憑いてる。そのせいで、あんたはこの人の性格とか性質を強く受け継いでいるはずだ。」
と、おばあちゃんは私と私の家族に言いました。


「このまんま霊を外してはいおしまいとはできないね。日を改めてでもいいので、私の家においで。」
と言われました。

でも、日を改めておばあちゃんのお家に行く前に、また一騒動が起きました。

私がまた浮霊したんです。

「この前払ってもらったばっかりなのに、また同じ様な症状が出た。あのおばあちゃん偽霊能者なんじゃないの?」


そんな意見が飛び交いました。

その時に苦しむ私の様子を見ていた父親が、
こう言いました。

「これ、お前の母方のおばあちゃんが亡くなった時に発していた言葉と一緒だ・・・。」と。

「え、でもおばあちゃんは私が生まれる前に亡くなっているのでは?」
と私は言いました。

「でもお義母さんが亡くなる時の様子にすごく似てる。言葉もそのまんま一緒だ。」
と、今度は父の顔色が青ざめました。


母型のおばあちゃんのご臨終の時、妊婦だった母親は立ち会うのを控え、
代わりに父親が立ち会ったのだそうです。


(またかい。その時も私産まれてないし。)
と思いました。

私自身があまりにも苦しむので、また大お師匠様のおばあちゃんにきてもらうことにいなってしまいました。



この時から、
「もう逃れられないんだなあ。自分は。」と思う絶望的な状況に突入しました。



あの日、友達と一緒に占いなんていかなければ・・・。
そんなふうに何度も何度も後悔しました。




続きます。
最後まで読んでくださってありがとうございます。

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