3人目のおばあちゃんその2

閲覧していただきありがとうございます。
前回のお話の続きです。
何故3人目のおばあちゃんと出会ったのか、
そしてひどい状況だったのに何故救急車を呼ばなかったのか、お話の続きです。

良かったらお付き合いください。


当時高校生だった私は3人目のおばあちゃんとの衝撃的な出会いを果たしました。

霊に乗っかられて自分の身体が上手くコントロール出来ない状況を「浮霊」と言うらしいのですが、その時の私はまさに完全に浮霊した状況でした。

でもね、普通は、そんな状況になったら、体調が悪いと判断して救急車を呼びますよね。



では何故、そんな、立っていられないほどの苦しい状況を
「霊障」だと判断したのか?
普通はそこ、不思議ですよね。



その出来事が起きる結構前に、
高校のクラスメイトの友達に誘われて、地元で「とってもよく当たる」と有名な占い師の元を訪れました。


友達は自分の片思いについて占ってもらっていました。

せっかくだから私も占ってもらおう〜っと。
と思い、友達の次に席に着きました。

特に何か占ってもらうテーマを決めていたわけではなかったのですが、
占い師さんの向かいの椅子に座った途端に占い師さんが先に話し始めました。

「あなた、志半ばで亡くなった母方の叔父さんがいるね。」と。

両親ともベビーブーマーなので、きょうだいは多いです。
が、私が知る限り、母方は女きょうだいしかいなかったはずです。
実際に母の実家の農家が母の姉がお婿さんを迎え入れて継いでいました。

なので、私は
「私には母方のおじさんなんていません。」
と言いました。

そうしたら、占い師さんは
「いや、いるはずだ。あなたが生まれる随分前に志半ばで亡くなっている。あなたの臍の緒が切れる前からあなたに憑いているよ。」と言って聞きませんでした。

「せっかくお金払ったのに、変なこと言われちゃったな〜。」
と思い、なんだか納得しない気持ちで帰りました。

それから程なくして、
目を閉じるととある光景が瞼の裏側に浮かぶようになりました。

赤い鉢植えの花が綺麗に置かれた雛壇が並べられたビニールハウスの中で、
入り口に足を向けて、1人の男性がその雛壇にもたれかかっているビジュアルが見えました。

「気のせいだろう。」と思いしばらくの間は無視していたのですが、
あまりにも何度も何度も同じビジョンが見えてくるので、
「こりゃおかしい。」と思いました。

ビニールハウスの中で雛壇にもたれかかっている人は同じ男性で、
上下とも違う色の作業着を着ていました。

あまりにも何度も見るので、その構図もみんな覚えてしまったくらいです。

なのである日、母親にその事を話しました。

自分で構図とか状況を絵に描いて、
こんな感じでこんなポーズでもたれかかっているんだよ。

と言うふうにわかりやすく説明しました。

説明し終わったら、
私の話を聞いていた母親の顔色が変わりました。

青ざめた、を通り越して土色になりました。


「それ、あんたのおじさんが亡くなった時の風景だよ。作業着の色ももたれかかっていた位置もおんなじだ。」と。



続きます。
今日の記事、最後まで読んで下さってありがとうございます。

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