3人目のおばあちゃんその5

閲覧していただき、ありがとうございます。
前回の続きです。

人生で2度目の浮霊を経験した私は
自分で無意識のうちに、
「苦しい・・・。息ができない・・・。頭が痛い・・・。」と呟いていたのだそうです。

それを聞いた私の父親が、
「義母が亡くなる時に言っていたのと同じだ・・・。」と言って
また強めのパーマの3人目のおばあちゃんに来てもらう事になりました。

この時は直接おばあちゃんに電話をして、
父親が車で迎えに行ったのではなかったかなと思います。

前回と同じように、大きなお数珠で私の体をゴシゴシこすってくれて、
その途端に私は楽になって
自分を取り戻しました。


「は〜楽になったわ〜!ありがとう。」


当時の私はそう思っていました。

「楽になったからもういいや。」ぐらいの気持ちでした。


でも、おばあちゃんの口からはすごい言葉が飛び出しました。





私の両親に対して、
「ウチにおいでって言ったでしょ?なんで来なかったの?
この子が死んでも平気なの?」
と。

両親はオロオロしながら言いました。
「だって仕事もあるし。」

それに対しておばあちゃんは
「娘の命より目先の金が大事か。あんたらはそういう親なんだな。」と言いました。


ギョギョッ!何か大変なことが起きているぞ?
と当時高校生の私は思いました。
ひょっとして私のせい?
私が浮霊しちゃったから今両親はおばあちゃんに怒られているの?
と思いました。




おばあちゃんは呆れたように言いました。
「まず最初に上がってきたのは、この子のおじさんだよ。志半ばにして命を絶った。
その人が自分の無念や苦しさをわかって欲しくて自分の母親に取り憑いたんだよ。
そして取り殺した。
母親は自分がどうしてこんな経験をしなくちゃいけないのか全く理解できなくて、
この子のおじさんが亡くなった時と同じ症状で死んだ。」

そして母親に向かって
「妊婦が葬式に出ないのは世の常識だけど、あんたは出たね?」と言いました。
母親は「出ました。自分の母親の葬式なので。」と答えました。




「その時に母親を取り殺した叔父と、取り殺された母親があんたの腹の中の胎児に取り憑いたんだよ。それがこの子だ。」
とおばあちゃんは言いました。
ショートヘアの、強めのパーマヘアで。
首に大きなお数珠をぶら下げながら。





続きます。
最後まで読んでくださってありがとうございました。







これ、本当に実話ですからね?

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